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エボリューション

進化の歴史

●トルクチューニングがポイントのパワーユニット
最高出力は280psと変更はないものの、エボリューションVは最大トルクで+2kgm アップの38kgmを達成。WRCではリストリクターの装着により高回転高出力型から、低 回転からの鋭いピックアップ、トルク特性のチューニングが主流となっており、その 技術的ノウハウが、生かされたセッティングがVのエンジンパフォーマンスにフィード バックされたと言っていいだろう。このトルクの強化に伴い、冷却系も性能向上。イン タークーラーはIVと同サイズだが、ラジエターが大型化、2基のウォータースプレーが 装備されている。
●グラマラスなシルエットを誇示する新スタイリング
WRCを闘うラリーカーとしての素性を磨いたエボリューションシリーズの宿命 を、Vではもっとも象徴的に見ることができる。WRカーに対して、それまでのグルー プA規定で走るランサーの唯一のハンディであるトレッドを拡大。フロントは1510mm、 リヤは1505mmで、前後ともにアグレッシブに膨らみを持たされたオーバーフェンダーを 伴い、車幅は規定ギリギリの1770mmとなった。エアロダイナミクスボディにも変更を受 け、フロントではカナード形状のバンパーエクステンションが特徴的。またリヤのデル タ型ウイッカは継承され、さらに角度調整が可能なウイングはアルミ製だ。
●リニアな操縦性をもたらすフットワークの変更。
ワイドトレッド化に伴って、大幅なセッティング変更を受けたフットワークは、 Vの大きな特徴のひとつだ。まず、オーバーフェンダーを装着したことで、225/45R17イ ンチサイズのタイヤを採用していること。これによりブレーキはブレンボ製の17イン チ4ポッドキャリパーがフロントに与えられ、リヤも16インチの2ポッドが採用される など、強力なストッピングパワーを得た。サスペンションはフロントにキャンバー調整 機能を盛り込み、ダンパーは倒立式に変更。リヤはロールセンターを30mm下げて、 シャープな挙動、接地性向上を実現している。エボリューション・(←ここも不明)から採用されたAYC は、Vではフロントのヘリカル式LSDを標準装着として、トラクション向上と回頭性向 上を両立させている。