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ランサーエボリューション VI

●レスポンスとクーリングをテーマに熟成
280ps、38.0kgmという数値に変更はないが、VIではエンジンパフォーマンスによ り表現力と耐久性を求めたモディファイが加えられた。ピストンはオイルを循環させる クーリングチャンネルが追加され、ピストン温度の低下に成功。これによって熱による 変形が抑制されたことでスカートの短縮が可能になり約7%の軽量化を達成している。 またRSではターボの排気側タービンホイールに世界初のチタンアルミ合金材を採用。 イナーシャを50%減少することでレスポンス向上を果たしている。このほか、ターボの 入り口の口径も52mmから60mmに拡大、吸気温度低下のためにエンジンルーム内のレイア ウトが見直されるなど、細部の熟成により強烈なパフォーマンスを安定して発揮するこ とが可能になった。
●進化から深化へ向かうボディーワーク
ボディサイズこそVから変更はなく、最大の特徴だったフェンダーエクステン ションもそのまま踏襲されたVI。だが、エアロダイナミクスは実戦に則してさらに磨きが かかった。とくに熱対策が進み、ナンバープレートベースがオフセットされたことが特徴。 バンパーの右サイドはオイルクーラー用のエアインレットとアウトレットが開けられている。 リヤウイングはWRカーサイズまで幅を縮小。これに伴って同等のダウンフォースを得るために デュアルウイング化されている。上段はV同様、角度調整機能付となる。またボディバランス向 上を目的に、これまで一体式だったインタークーラースプレー用タンクとウインド ウォッシャータンクを別体として、後者をトランク内に移設した。
●さらなるロードホールディングを求めて
サスペンションには大幅な変更が施されている。フロントはハンドリングのリニ アなレスポンスを求め、ボールジョイントを従来のロアアームからナックル部へと移 動。ロールセンターが下げられている。リヤはトレーリングアーム、トーコントロールアーム、ロワーアームをア ルミ鍛造製へ変更。ロアアームのボディ側はボールジョイントとしたほか、クロスメン バーに補強が施されている。すでにVで完成の域に達したエボリューションのサスペン ションは、チューニングのレベルをさらにステップアップ。ロードホールディング重視 のテイストに整えられている。