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ランサーエボリューション VII

Front Suspension

フロントサスペンションは、優れた操縦安定性と直進安定性を両立する伝統のマクファーソンストラット式を継承しながら、ディメンション変更にともない広範囲に、きめ細かく最適化された。トレッドの拡大、ロールセンター高の最適化、バンプストロークの15mm増大など、VII専用のウエルバランス化を図ることで、コーナリング時の初期応答性能から限界性能にいたるまで、旋回性能をバランスよくトータルに向上。また、ステアリングギヤボックスの搭載位置を低く設定することで、リニヤなトー変化を実現し、旋回中の車両挙動の安定性を高めた。さらに、クロスメンバーのフラット化、左右のロアアーム取付部を2本の補強バーで連結する構造などの採用により、剛性を拡大。操舵フィーリングの向上とともに、高G旋回時のロ―ル剛性感の向上を図っている。

Rear Suspension

リヤサスペンションも、十分な実績と定評のある、ダブルウイッシュボーンをベースとするマルチリンク方式を継承。フロント同様、トレッドの拡大、ロールセンター高の最適化、およびバンプストロークの10mm増大とともに、ショックアブソーバーの容量アップ、減衰力、バネ定数、ブッシュ特性の最適化も併せて実施。これらにより、コーナリング時の初期応答性能から限界性能にいたるまで、旋回性能をバランスよく高めている。

■サスペンション諸元  (指示のない単位=mm)

GSR RS
フロント 形式 マクファーソンストラット
ホイールストローク〈バンプ/リバウンド〉 175〈90/85〉
スタビライザー径 φ24
イニシャルアライメント トーイン 0
キャンバー(deg) -1゜00'(-1゜10')
キャスター(deg) 3゜55'(4゜24')
キングピン傾度(deg) 13゜45'(14゜48')
トレッド 1,515(1,510) 1,500(1,495)
リヤ 形式 マルチリンク
ホイールストローク〈バンプ/リバウンド〉 185〈110/75〉
スタビライザー径 φ22
イニシャルアライメント トーイン 3
キャンバー(deg) -1゜00'
トレッド 1,515(1,505) 15,00(1,490)

( )はエボリューションVI トーミー・マキネンエディションの諸元で、この記述のないものは共通

■フロントサスペンション


■リヤサスペンション
■フロントブレーキ
■リヤブレーキ

Brake System

フットブレーキは、フロントにブレンボ製17インチ4ポットディスクブレーキ、リヤにブレンボ製16インチ2ポットディスクブレーキを採用。加えて、17/16インチのマスターシリンダーと8+9インチのタンデムブースターを採用することで、軽い踏力での十分な制動力と剛性感を両立させた。また、路面状況や積載状態に応じて、前後輪の制動力配分を電子制御で最適化するEBD(電子制御制動力配分システム)の働きにより、つねに理想的なブレーキ性能を発揮する。

Sports ABS

ハンドル角センサーを追加し、ドライバーの操舵を検知するスポーツABSを新たに採用。車輪速、前後・横Gの各センサーから得た情報をもとに、ECUが車両の走行状態を瞬時に判断。ECU一体の小型軽量ハイドリックユニットにより、4輪各輪を独立制御することにより、制動力がかかった状態での旋回中の操舵性能が向上した。さらに、過酷な走行条件下でのフロントブレーキの耐フェード性能を向上させるため、冷却風を送りこむ大型アンダーカバー体型エアガイド、および冷却導風板をオプション設定している。

■導風板