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ランサーエボリューション VIII

本当に美味しい領域がどんどん上に上がってきている

昔からエボってクルマは尖ってはきてたんですよね。元々スイートスポットの狭いクルマだったから、その狭いという事実は変わってないと思う。ただし、スポットに入ったときの速さっていうのは格段に、特にVIIIは進化したと思うんですね。そして大人になってきたっていうべきなのかな。だからって、実はつまんなくはなってないと思うんですよ。本当に美味しい領域っていうのはなかなか出せないくらいに上の領域まで達した、という気さえしますが・・・。

6M/Tはギアのつながりもシフトフィールも秀逸!

乗り味そのものは重厚になってきました。それは多分クルマの重さにも起因すると僕は思いますけど、やっぱり昔みたいにはじかれるカンジはちょっと減ってきた。でも、メーター見てるとそこそこ出てるからね。速度感がなくなってきたという言い方の方が近いかも知れません。やっぱりすごいと思うのは、ターボの過給ゾーンに入ってから、4000〜5000回転から上の、いったいどこまでトルクが出るんだろうというトルク感。それでリミットまでキッチリ回ってくれるんですから。そして6速になって、楽しめる場面が多くなったよね。7000回転まで引っ張って、特に2速3速4速くらいはシフトUPしたときに1500回転しか落ちないのね。だから7000まで引っ張ると、大体5000から5500くらいでつながるんですよ。すごくスムーズだし、低速コーナーがいっぱいあるところでもギアに迷うってことがないんじゃないかな。シフトフィールはタッチも軽いし、2・3・4・5まではゲートもしっかり判るし、引っかかりもない。ほとんどシフトミスしないですね。

限界が高すぎるのが唯一の不満かな(笑)

ワインディングはやっぱり楽しいですよ。唯一不満になっちゃうのが、楽しいんだけど圧倒的にクルマの性能が勝ってしまうこと(笑)。すごく速く走れるんだけど、コントロールする楽しさ、意図的に姿勢を崩して遊んでみるとか、というようなことは、限界が高すぎちゃって公道じゃちょっとリスキーですね。そういう意味でも、十分楽しいんだけど、たまに運動会みたいに持ってる性能をフルに引き出すようなことをしたいと思ったときは、これはサーキットに持ってかないとダメですね。その部分が唯一不満だけど、でも十分楽しいです。めちゃめちゃクイックなステアリングフィールはラリー車を彷彿とさせます。乗ってるドライバーをワクワクさせるカンジ。だからって高速でほんとにちょっとした内角でキビキビ反応するかっていうとそうではなくて、割にセンターよりに落ち着いてて、クイックだから機敏なんだけど、どきっとするようなノーズ移動はない。ナーバスには感じないです。もちろん片側フルロック1回転しかないんだから、切り出しは反応はシャープですけども、直進時はどっしりと安定している。