

「この世代(CT系)最後のエボリューションモデルということで、ターマック最強エボを目指しました。」と語るのは、エボIXMRの商品開発プロジェクトの担当マネージャーの藤井啓史氏。
そのために行ったエクステリア面での変更が空力性能のさらなる向上だった。
エボリューションの場合、冷却のための大きな開口を設けているフロントは、大きなスポイラーを付けているリヤに比べると、高速走行で浮き気味になる。 今までのモデルでも、このフロント部分の改良はされてきたところだが、IX MRでは、風洞実験を行い、さらにフロント側の揚力を下げるべく、フロントエアダムを改良することになった 。新たに採用されたフロントエアダムのサイド面には、走行中のフロントホイールハウス内の空気の抜けをさらに高めるべく、世界ラリー選手権(WRC)参戦マシン「三菱ランサーWRカー」と同様の形状を採用。 WRCで得たノウハウは、着実に市販車へフィードバックされている。
さらに車高も10mmダウンされ、「ターマックスペシャル」と呼ぶにふさわしい空力性能を持つランサーエボリューションを完成させた。
ランサーエボリューションIX MRに求められたのはスポーティな部分だけではない。 インテリアからエンジンフィーリングにまで、今までにない新たな上質感が追求された。
インテリア面でまず目を引くのは、随所に赤色のステッチを施したレカロ社製バケットシート。見た目の印象をアダルトな雰囲気でよりスポーティ感なものへと導いている。 ドアのステップ部には、新たに装着されるスカッフプレートに「LANCER EVOLUTION」のロゴが入り、インテリアパネルにはピアノブラック塗装インパネオーナメントパネルを採用。 また、効果的な遮音材を追加、室内に入り込むわずらわしい音を低減している。
エンジンフィーリングの面では、「これまでエンジンのレスポンスを重視したセッティングに力を入れてきましたが、一方では、大きくアクセルを開けた状態から一気にアクセルをオフにした場合、少しショックがあり、そういった場合は不快を生じるという意見も出ていました。 今回はエンジンレスポンスは維持したままに、そういう場合の減速ショックを和らげることも考えました。」と藤井氏は語る。
『誰もが心地よく、走りを楽しめるランサーエボリューション』を信条として開発されたモデル、それが『4G63 FINAL MODEL』ランサーエボリューションIX MRだといえよう。
| 全長×全幅×全高(mm) | 4490×1770×1440(RSは1450) |
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改良されたフロントエアダム
WRカーと同様のエアロ形状を採用
赤色ステッチが施されたレカロシート
スポーティかつ上質な車内を演出
上質感を高めるピアノブラック塗装インパネオーナメントパネル
スカッフプレートには「LANCER EVOLUTION」の文字が浮かび上がる
※写真はイメージです。グレードにより仕様が異なる場合がございます。詳しくは販売会社の営業スタッフまでお訪ねください。